国見岳を後にする頃には普賢岳も見えなくなるくらいにガスって来ていて、眺望があまりよくなくなってきた。
それでも、かなりの高度感で、下りなのでなおさらにスリル満点。特に鎖場は上から見るとまさに切り立った崖状態で、とても前向きにはおりられない。
国見別れから紅葉茶屋までは下り道。
両脇にはツツジが咲いており、とてもいい雰囲気の中を下って行く。
また、普賢岳と国見岳に挟まれた谷あいには時折ガスがかかり、深山の雰囲気満点。両脇を火山性の岩山に囲まれている谷は、音が良く響く。手を叩くとかなり反響するさまに、久々に山びこを実感(さすがに「ヤッホ〜」とはできなかった:笑)。
紅葉茶屋から普賢岳への最後の登りはこれまた結構きついが、
火山岩が階段状になっていてなかなか登り易い。明らかに火山という山に登ったのは初めてだったが、他の火山もこんなカンジなのだろうか?
130m程を約20分かけて登り、いよいよ普賢岳へ。
普賢岳の数m下の平成新山へ向かう登山道はもちろん
通行止め。途中の木立は火山ガスの影響からか、立ち枯れていて荒涼感満点の風景。残念ながら平成新山は
ガスがかかっていて見えないため、さらに数m上の普賢岳のトップにに登頂。
普賢岳(1360m)はいかにも、粘性の高い溶岩が盛り上がってできました、ってカンジの峰で、周りは切り立った崖になっていて高度感は抜群で、残念ながらガスってて海までは見えなかったが
見晴しも最高。
着いた当初は全然見えなかった平成新山も
ガスの合間から顔をだし、姿をあらわしてくれて、登った甲斐があるってもの。
普賢岳の頂上で昼食を取ったりしながら40分位のんびり過ごしているうちに、団体さんが2組も上がってきて、
頂上は人であふれてきたし、昼過ぎに一度会社に電話を入れるために仁田峠に着いておきたかったので、普賢岳を後にする。