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3日目(2000.10.07)〜西表島滝見ツアー

今日も天気はバッチリ。
早起きして朝焼け&日の出を堪能。そして、西の空の朝焼けを映す積乱雲には、そこだけ雨が降っているらしく、が延びていてなかなかきれい。やはり早起きは三文の特だねぇ。

ところで、早起きのもう1つの目的は、民宿の近辺に住まうセマルハコガメ(これまた天然記念物)を探すというものだったんだけど、周辺の草むらをハブにおびえながら探すも残念ながら見つからず。
昨日は天然記念物オンパレードだっただけに残念に思いつつ、浦内川に向けて出発しようと思っていたその時、なんと民宿のおじさんがセマルハコガメを捕獲して持ってきてくれました。民宿の敷地内で捕獲したとのことで、草むらを探してたのは見当違いだったのか?でも、放したら意外に素早い動きで草むらに向かって行ってたんで、全くの見当違いということもなかったんだろうけどね。

セマルハコガメとの対面も無事果たし、浦内川に向けて出発。
昨夜はいろんな動物達がいた周回道路は、明るくなると普通の道路に戻ってたんだけど、ヤマネコ注意の標識がところどころにあって、西表の自然をこんなところでも実感。

浦内川には1時間程で到着。
観光船の時間にはまだ間があったし、朝食を食べてなかったんで近所で調達するべく、浦内側観光のおじさんからの情報をもとに祖納の集落へ・・・向かったのはよかったんだけど、おじさんのウチナー案内に惑わされて狭い集落内の道をぐるぐると迷走する羽目に。そのおかげで、ちょうど浦内周辺では節祭(シチ)の時期で準備していたりして撮影魂をくすぐられるシチュエーションだったのに、時間がなくなって朝食を調達し観光船乗り場にとんぼ帰りせざるを得なくなっちゃったのは残念だったなぁ。

浦内川は昨日カヌーでトレッキングした仲間川と比べて川幅が広く水も透明だったりと、また趣が違いなかなかのもの。
船を下りて浦内川自然研究路をマリュドゥ&カンピレーの滝に向けてジャングルの中を歩く。ここは昨日昼食をとった展望台に続く西表の縦断道に続いており、後は真ん中を潰せば我々も西表縦断ということになるのだ(って、この真ん中が物凄く大変なんだけどね:笑)。
20分程歩くとマリュドゥの滝が一望できる展望台に到着。ここでしばらく休憩した後、更に20分程歩きカンピレーの滝に。ここは滝と言うよりも流れの早い瀬になっているところで、思わず裸足になって滝の中にザブザブと入ると、ひんやりとして(と言っても南国なんで水自体はそれほど冷たい訳じゃないんだけどね)気持ちがいい。水着で来れば滝滑りできたのに・・・残念。
カンピレーの滝からちょっと戻り、今度は先程展望台から見たマリュドゥの滝の脇に出てしばらく時間を潰した後、船着き場に戻り浦内川の観光はこれでおしまい。

クルマの中からピナイサーラの滝を眺めながらお次は由布島を目指す。
西表島から由布島までは干潮時には歩いて渡れる程の浅瀬になっており、水牛車で渡れるということで有名な観光スポットになっている。もっとも、今回は時間がなかったんで撮影だけだったんだけど、のんびり休み時間を満喫する水牛なんかもいたりして、ここもなかなかいいところなんで、次にくる時は渡ってみたいもんだねぇ。

このあと、西表野生生物保護センターに、昨日撮影した子猫がイリオモテヤマネコだったのかどうか鑑定してもらうために行ったんだけど、結局確たる確信は得られず、旅の想い出に出会ったことにしておきなさい、ってことに(笑)。

そして、やまねこのオバアとの別れを惜しみつつ、港へ。
竹富への船に乗ろうとすると長丼が観光バスの運ちゃんに声をかけられてる。何かと思ったら、なんとその運ちゃん山猫のおじさん。まさかこんなところで再会するとは(笑)。

そんなこんなで、行きとは違う豪華な船で西表を後にするのだった。


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